Back to Basics – アプリケーションをPayara Server / GlassFish 4.1にデプロイする方法

Photo of Ahmed Qureshi by Ahmed Qureshi

このブログはBack to Basics シリーズの第2回です。


Webアプリケーションを実行するには、まずPayara Serverのようなアプリケーション・サーバーにデプロイしなければなりません。Webアプリケーションにおけるデプロイとは、アプリケーションをサーバー上にインストールすることをいいます。これによりリクエストの処理などを行うことができます。このガイドでは、アプリケーションを実行するためのいくつかの異なる方法をご紹介します。

 

 

Payara Server 5 Data Sheet (Japanese)

セットアップ

1) 単純のため、このデモではhello.warというサンプルアプリケーションを使用します。これは https://javaee.github.io/glassfish/downloads/quickstart/hello.war からダウンロードできます。
2) 作成したアプリケーションまたはhelloアプリケーションを任意のディレクトリに置きます。ここではこのディレクトリをPlace your application or the hello application into a directory of your choosing. Lets refer to this directory as sample-dirとします。
3) アプリケーションをデプロイする前に、少なくとも1つのPayara Server / GlassFishドメインを起動しておきます。手順については前回のBack to Basicsブログ https://blog.payara.fish/installing-payara-server-on-ubuntu を参照してください。

コマンドラインからのアプリケーションのデプロイ

1) asadmin deploy コマンドをシェルで使用します。書式は以下の通りです。

install-directory/bin/asadmin deploy sample-dir/war-name

(install-directory はPayara Server / GlassFish がインストールされているディレクトリです) 

 

Command Line

2) デプロイ済みのアプリケーションを一覧するには、以下のように list-applications コマンドを使用します。

 

Command Line

 

3) アプリケーションにアクセスするには、http://localhost:8080/hello を開きます。

 

 

Applicationテキストボックスに名前を入力してSubmitボタンをクリックします。アプリケーションは挨拶のメッセージを返してきます。

 

Application Greeting

 

コマンドラインからのアプリケーションのアンデプロイ

1) このケースでは、undeploy コマンドを使用します。これはデプロイの場合に似ています。

 

install-directory/bin/asadmin undeploy war-name

 

ただし、WARファイル名の.war拡張子は付けず、名前だけを指定します。例を示します。

 

Command Line

 

管理コンソールからのアプリケーションのデプロイ

1) http://localhost:4848 を開いて管理コンソールにアクセスします(事前にドメインが動作していることを確認してください)。

 

2) ページ左側のCommon Tasks 以下にあるApplications をクリックします。

 

3) デプロイ済みのアプリケーション一覧が表示されます。今は何もありませんので、deploy をクリックします。

 

4) Deploy Applications or Modules 画面に遷移します。2つのオプションが使用できます。Packaged File to be Uploaded to the Server を選択してBrowse ボタンをクリックします。アプリケーションの場所を指定します。ファイルを選択してOpenボタンをクリックします。同じ画面に戻るといくつかの設定項目が下に表示されます。一連の手順が正しく完了すると、以下のようになっているはずです。

 

 Payara Deploy Application

 

5) 必要に応じて設定を変更し、もしくはデフォルトの設定のままでOKボタンをクリックし、applications画面に戻ります。今度はアプリケーションが一覧に表示されるはずです。

 

6) 最後に、Actionタブ以下のLaunchをクリックします。アプリケーションのデフォルトURLはhttp://localhost:8080/appname  で、今回の場合は http://localhost:8080/hello になります。

管理コンソールからのアプリケーションのアンデプロイ

1) http://localhost:4848にアクセスします。

 

2) Common Tasks以下のApplicationsをクリックします。

 

3) アンデプロイするアプリケーションのチェックボックスを選択します。

 

4) アプリケーションをアンデプロイするには、Undeployボタンをクリックします。アプリケーションを無効化するには、Disableボタンをクリックします。

 

アプリケーションの自動デプロイ

1) ドメインが動作していることを確認してください。アプリケーションをinstall-directory/glassfish/domains/domain-name/autodeploy ディレクトリ以下にコピーしてください。デフォルトのドメインはdomain1と呼ばれます。同じ手順をターミナルで行うと以下のようになります。

 

Command Line

 

2) 最後に、http://localhost:8080/hello を開き、アプリケーションにアクセスします。

 

アプリケーションの自動アンデプロイ

1) 単純に上記のディレクトリからアプリケーションを削除してください。ターミナル上では以下のようになります。

 

Command line

 

以上です。Payara Blogの 'Back to Basics' シリーズの続きにご期待ください。 

 

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