Payara for Beginners – Payara ServerをEclipse IDEに追加する
Published on 19 Sep 2018

Java EEプロジェクトを作成するにあたって、Eclipseにサーバーを定義してアプリケーションをIDE上でテストできるようにしておくことは重要です。生成物をビルドして手動でPayara Serverにデプロイするよりも、作業がずっとスムーズになります。
Payara ServerをEclipseに追加するには、まずEclipse IDE for Java EE Developersがインストールされていることを確認してください。Payara Serverは以下の手順で追加します。
- IDEを起動して、Window → Show View → OtherとたどってServersビューを開きます。
- メニューからServersを選択します。
- この時点で、Serversビューに新しいサーバーを作成するためのリンクが表示されています。
- Payara ServerはGlassFishから派生していますので、サーバー定義のウィンドウからGlassFish Toolsを選択します。
GlassFish Toolsがインストールされていない場合は、server typeでGlassFish Toolsを選択します。
EclipseがGlassFish Toolsをダウンロードした後、GlassFishとPayara Serverに接続し認識できるようになります。
- ここまで完了したら、Eclipseを再起動してGlassFish Toolsが確実に動作するようにします。それから再度Serversビューのリンクをクリックします。
この時点でGlassFishをserver typeとして選択し、ホスト名 (開発目的ではlocalhost) とサーバー名を設定します。サーバー名は、複数のサーバーを定義する場合にそれらを区別しやすくするための識別名です。必要に応じてバージョン番号を含めてもよいでしょう。
- ここでPayara Serverインストール内のglassfishディレクトリの場所とJDKのホーム・ディレクトリを指定しなければなりません。Linuxの多くのディストリビューションでは、JDKのディレクトリは/usr/lib/jvm以下になります。
- 最後に、使用するドメインの詳細を設定します。Payara Serverの構成を特に変更していないようであれば、デフォルト値でよいでしょう。
- これでPayara ServerがEclipse上で使用できるようになりました。新しいJava EEプロジェクトを作成する時に、ランタイムとしてPayara Serverを設定し、Java AppletやJava Applicationの代わりにRun on Serverを選択してアプリケーションをテストします。
これでIDEから離れることなくアプリケーションをPayara Serverで実行できるようになりました。次はコードを書きましょう。まずはGitHubのthe Payara Examples repositoryからサンプル・アプリケーションをチェックアウトしてみましょう。