Eclipse GlassFish 5.1 が正式リリースされました
Originally published on 29 Jan 2019
Last updated on 05 Oct 2020
Eclipse GlassFish 5.1 がついに正式リリースされました。
2017 年秋から EE4J Project として行われてきた、GlassFish およびそのサブプロジェクトの Oracle から Eclipse Foundation への移管が、ついに完了したことになります (細かな進捗状況については https://www.eclipse.org/ee4j/status.php をご覧ください)。Eclipse GlassFish 5.1 は、同じく Eclipse Foundation に移管された Java EE 8 TCK によってテストされ、正式な Java EE 8 としてリリースされます。
Eclipse GlassFish 5.1 はこちらからダウンロードできます。
https://projects.eclipse.org/projects/ee4j.glassfish/downloads
Java EE 8 は、Java EE 7 をベースとして、いくつかの新機能と使い勝手の向上が図られています。
新機能
- EE Security API - J2EE 時代から乱立していた様々なセキュリティ API を横断的に統合し、より柔軟なセキュリティ実装を可能にします。従来の各種セキュリティ API はすべてこの新しい EE Security API を利用するように書き換えられました。
- Servlet 4.0 - HTTP/2 規格に対応した新しい Servlet API です。HTTP/2 がもたらす高いパフォーマンスとセキュリティを、Servlet API で享受することができるようになります。
- JSON Binding (JSON-B) - JSON と POJO クラスをマッピングするための標準仕様です。同様の機能は、これまで様々なサードパーティのライブラリによって提供されてきましたが、これからは標準仕様である Java EE によってサポートされます。
今後に向けて
Eclipse GlassFish 5.1 のリリースにより、Java EE の Eclipse Foundation への移管が完了しました。これからは名実ともに "Jakarta EE" として再出発します。
今後はまず Java EE 8 をベースとした "Jakarta EE 8" を開発し、次のバージョンの Eclipse GlassFish では Jakarta EE 8 に準拠する予定です。その後 Jakarta EE は開発スピードを速め、皆様のご要望を取り入れつつ、Cloud Native Java の標準仕様として進化してゆきます。
今後も Jakarta EE と Eclipse GlassFish にご注目ください。
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