Payara Platformリリース・ストリームとソフトウェアの変更点

by Kenji Hasunuma

来たる2020年6月のリリースから、Payara ServerおよびPayara Micro (以下Payara Platform) を2つのエディションに分けて展開いたします。今後ご提供するPayara Platform Enterprise Editionは、商用環境における安定性とセキュリティを向上させるよう設計されており、お客様に商用向けの機能・ツール・能力へのアクセスと合わせてご提供します。また、Payara Platform Community Editionは、将来商用環境でPayara Enterpriseへ移行する可能性がある開発環境において、最新の機能とAPIを試してみたい開発者の皆様を対象としています。

Enterprise vs Community Landscape

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何が変わったのか?

これまで、Payara Platformでは3種類のリリース・ストリームを提供していました。

  • Community- 四半期ごとの新機能、バグ修正、パッチを含むリリースで、すべてのPayara ServerおよびPayara Microユーザーがご利用になれます。
  • Features- 四半期ごとの定期的なリリースに月次のパッチおよび修正を加えたもので、サポート契約のお客様のみご利用になれます。
  • Stability- 月次のバグ修正とセキュリティ・パッチ、12ヶ月間機能追加を行わないことで商用環境向けの安定性を強化するもので、サポート契約のお客様のみご利用になれます。

StabilityストリームとFeaturesストリームは今後Payara Platform Enterpriseとして統合されます。Payara Server EnterpriseまたはPayara Micro Enterpriseによって、お客様は不安定な部分が存在し得るFeaturesストリームまたは12ヶ月間機能追加が行われないStabilityストリームのいずれかを選択する代わりに、その両者の利点を得られるようになります。Payara Platform Enterpriseは商用環境向けに安定性とセキュリティを重視して設計され、Payara Platform Enterpriseへの新機能追加は安定性が十分に担保されるまでテストされた後に行われます。

Payara Platform Enterpriseを選択すべき理由、機能と利点、含まれるサポート・オプションに関する詳細についてはこちらをご覧ください。

Payara Platform Enterprise

CommunityストリームはPayara Platform Community Editionとなり、より早い技術革新を行うため頻繁なリリース・サイクルで提供されます。Payara Server CommunityおよびPayara Micro Communityは迅速なアップデートと技術革新に専念し、開発者の皆様にPayara Platformの最新機能を可能な限り早くご提供いたします。

Payara Platform Community Editionの詳細についてはこちらをご覧ください:

Payara Platform Community

この変更が何を意味するのか?

もしPayara ServerまたはPayara Microを商用環境でご利用になっているのであれば、完全なサポートが提供され、ミッション・クリティカル・システム向けに設計された安定版であるPayara Platform Enterpriseへ移行することを強くお勧めします。

 

 

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